仕事を辞めずに起業するには「副業」と「複業」どちらが必要?

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副業と複業。その違いは何だろうって考えたことありませんか?

読み方は同じ「フクギョウ」なんだから、 結局同じ事なんでしょ! って考える人が多いですけど、でも、読み方は同じでも、それぞれの定義や目的や考え方までもが、実はまったく違うんです。

そこで今回は「副業」と「複業」の違いについて記事を書きました。二つの違いは、起業を考えているあなたの行動や活動に少なからず影響することがあるので、ぜひ知っておいてほしいと思います!

 

1.  副業と複業それぞれの定義とは?

終身雇用や年功序列制度の崩壊、企業倒産やリストラなど、以前のサラリーマンが持っていた安心感・安定感は、近年一気に失われていきました。

そうした背景で、副業に取り組む人が一気に増加しました。そして「複業」という言葉も、ここ最近急速に広まりつつあります。

 

「副業」と「複業」

その違いは何なんでしょう?

まずは定義から見ていきます。

 

1-1. 副業の定義とは?

広辞苑では、こう紹介されています。

副業

本業のほかにする職業。

副業は他にも

  • サイドワーク
  • セカンドワーク
  • W(ダブル)ワーク
  • すきまワーク

なんていう風にも言われていて、本業の他に副収入を得て総収入を増やすことを目的とした行動や活動を指しています。

 

1-2. 複業の定義とは?

では、複業とはどういうものでしょう?

複数の本業を持つこと。副業のような片手間仕事としてではなく、生業として別の業種を二つ以上兼務すること。

引用:複業(フクギョウ)とは – コトバンク

複業は他にも

  • パラレルキャリア
  • パラレルワーク

なんていう風にも言います。パラレルは並行とか並列を意味する言葉なので、「仕事(キャリア、ワーク)を並行(パラレル)する」と捉えられます。

というように、「複業」は副業と違い、どちらが主でどちらが副でもなく、同じような労力をかける仕事を複数並行して持つことが特長なんですね。

 

2. 副業と複業の違いって具体的にどういうものなの?

ザックリ定義を見るだけでも、なんとなく違いを感じていただけるかもしれませんが、もっともっと違いを知っていただき、知識の一つとしてこれからの起業に向けた行動や活動に役立ててほしいと思うので、ここからさらに詳しく解説します!

 

2-1. 総収入 vs バランス

私は20年近く会社勤めでしたが、会社員生活の後半(およそ7年)は、自分の仕事を持っていました。

 

どんな仕事をしていたのかは、プロフィールに書き連ねていますので、お時間ある時にでもご覧になってください。

⇒ プロフィールページ 

 

自分の仕事を持つようになってからは、できる限り残業(会社の仕事)をしないようにしました。

それで、自分の仕事に取り組める時間を捻出していたんですが、そうすると、当然ですが「残業代」はなくなっちゃいました。

で、この残業代。

副業と複業の違いを明確にするために当てはめてみると、すごくわかりやすいんですよ。

 

2-1-1. 副業は「総収入」を考える

副業は「副収入を得て総収入を増やす」ための行動です。

だから、残業なしで副業をするなら、なくなった残業代”以上”を稼ぎ出さないと、副業をする意味がないってことになります。

お恥ずかしながら私のことを言っちゃうと、当時残業を頑張ると、だいたい9万円くらいが給料とプラスして銀行口座に振り込まれてました。

なので、残業しないでその時間を副業に充てるなら、最低でも9万1円以上を稼ぎ出さないと、総収入を増やすことはできませんよね。

仮に「残業をやめて取り組んだ副業で8万円の収入! やった! がんばったぜッ!」では、総収入で1万円減ってしまっているから、副業の考え方では意味がないってことになってしまいます。

 

2-1-2. 複業は「バランス」

複業は「複数の本業を持つ」ことです。

だから、先ほどの

「残業せずに取り組んだ仕事で8万円の収入! やった! がんばったぜッ!」

を、複業の場合に当てはめて考えてみると、

「総収入は1万円減ったけど、でも、8万円の収入を得られる仕事ができるようになった! 」

という風に捉えるんです。

 

結果的に1万円の減収になっていますが、複業の考え方では、仕事を持つこと自体に意味を求めるので、総収入は問題にしないんです。

どちらかの仕事を万が一続けられなくなったとしても、もう一つの仕事があるからリスクヘッジに繋がるといった「仕事(人生)に対するバランス」を、得られた成果として複業は評価するんですね。

 

2-2. 副業は「閉鎖的」、複業は「開放的」

サラリーマンが会社の副業をやっている・・・と聞くと、「誰にもバレないようにして、裏でこっそり」といったイメージがありませんか?

 

2-2-1. 副業は「閉鎖的」

副業は閉鎖的に捉えられがちです。

なぜなら、

  • 会社規則で副業がバレたらまずい
  • 上司・同僚からねたまれる、陰口を叩かれる
  • 何か怪しげなことして儲けてると思われる
  • 「儲かってんでしょ? いいじゃん、たまにはおごってよ」と言われる
  • 会社の仕事でなにかしらミスするたびに、自分の仕事のせいにされる
  • 外出するたびに「外で自分の仕事すんなよ」といちいち疑われる

だから、どうしても「裏でこっそり、誰にもバレないように」となってしまうんですよね。

 

2-2-2. 複業は「開放的」

複業は、副業と同じように”裏でこっそり”とはいきません。

時にお客様を獲得するため、時に人脈を広げるため、など、

人とのつながりを積極的に作っていくことが絶対に必要な場面が、複業の場合は必ず出てきます。

だから、副業のような閉鎖的な行動は完全に逆効果。

  • ビジネス活動は本名(ビジネスの分野による)で行い読者様や見込み客の方からの信用を得る
  • 交流会やセミナーに参加して色々な人たちと交流を広げる

など、積極的で開放的な活動が、複業では大切なんです。

 

2-3. 副業は「楽」をするため、複業は「生き方」を得るため

副業と複業は、目的から逆算しても、違いがあることがわかります。

 

2-3-1. 副業は「楽」をするため

副業の目的は総収入を増やすことです。じゃあ、なんで総収入を増やす必要があるのか?

その根底には「収入の悩み・苦しみから解放されて楽になりたい」という願望があるからですよね。

 

2-3-2. 複業は「生き方」を得るため

複業の目的は「複数の本業を持つ」ことです。でも、なんでわざわざ2つ以上の本業を持つ必要があるのでしょう?

それは、先ほども少しだけ触れたリスクヘッジのためでもありますが、

  1. 好きなことややりたいことをビジネスのタネにして、楽しみながらできるお仕事を持つ
  2. 身につけたいスキルを習得したり、今までにないような新しい人脈を広げたりする
  3. 自分自身の「価値」を高める行動で、自分自身の未来を切り開いていく

つまりは「自分らしい生き方を得るため」なんです。

だから、取り組むことも取り組み方も人それぞれで、NGOやNPO、ボランティア団体といった、収益のない活動を複業で取り組まれている人もおられます。

 

3. 副業より「複業」を選ぶ人が増えている!?

これまでの「フクギョウ」といえば「副業」が一般的でした。その傾向は今も変わっていません。

Googleトレンドで調べてみると、

001-03(青ライン:副業 赤ライン:複業)

複業より副業で検索する人が圧倒的に多いですからね。

ただ、上のグラフをよーーーく見てみるとわかるんですが、「複業」での検索が、少しづつですが厚みを増していってるんですよね。

 

3.1 「複業」が注目されてきている

働き方改革」の一環として、企業に社員の副業・兼業を認めるよう促していくという政府の方針が発表されて、世間でも話題になり出した2017年から、副業や兼業とは別に、「複業」での検索が上がり始めました。

そして、今現在、その数がじわじわとですが上がり続けてます。

001-05(青ライン:複業)

最近は、新しい個人ビジネスの取り組み方として、複業をテーマに特集する番組が増えていることも、検索数が増えている要因の一つのようです。

また、ネット上で見かける簡単・片手間的な副業(に見えるもの)を取り組んだ経験から、世の中にそんなウマイ話は無いという事実に気付く人が増えたことも、背景にあるようですね。

 

4. これから起業を目指すなら

副業と複業の違いについて、ここまでお伝えしてきましたが、もしあなたがこれから起業を目指すなら、「複業」の考え方で取り組んでほしいと思います。

というより、今のお仕事を続けながら起業を目指すなら「複業」が絶対です。

目先の収入だけを求めるのであれば、複業より副業の方が適していますが、そうではなく、自分のやりたいことを見つけて自分らしい人生を築いていきたいのであれば、複業は確実に必要な考え方であり行動の仕方だからです。

 

まとめ

ということで、今回の記事は、「副業」と「複業」の違いについて解説しました。

まずはそれぞれの違いを知識にしてください。

そしてその知識を起業するための一つの土台にしていただければと思います。起業を考えているあなたのこれからの行動や活動に、少なからず影響することがあるはずです。

 

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ROADSKY合同会社代表。1973年生まれ。神奈川県横浜市在住。旨い酒と肴をこよなく愛する40代。
2009年4月、サラリーマンと個人事業との複業スタイルで起業。教えるビジネスのマーケティングをサポートする企業専属ステップメールライター、WordPressブログから集客⇒受注する独自ステップメールライティングサービスの運営、教えるビジネス起業の仕方が学べる教材の制作・販売と顧客サポートなど、複数のビジネスを展開。2016年2月独立。現在は理想の現実化と人生のリスクヘッジをテーマに、好きなことややりたいことからビジネスモデル(稼ぐ仕組み)を設計する「教えるビジネス起業」と、スモールビジネスに最適なマーケティング(売れる仕組み)を構築する「スモールビジネス集客・セールス」を、使命感と情熱を注いで全力でサポートしている。